トレーニング
心拍数を計ることは、
- 現在の運動の強度を計測することができる。
- 正しい方法でトレーニングを行っているか、能力は高まっているか、といった点について客観的な観察が可能になる。
- 過去の自分と比較ができる。
等の利点があります。
具体的な測定方法としては以下の方法があります。
- 一番簡単でポピュラーな方法は、手首に手を当てて心拍数を数えるやりかた。通常1分当たりの心拍数で考える為、10秒や15秒毎の心拍を手首から計り、それを5倍もしくは4倍する。ジョギング中とかで、信号待ち等の時にも簡単にチェックすることができる利点有り。誤差が大きく正確な数値の把握が難しいことと運動中に計測することが困難であることがデメリット。
- 腕時計型簡易心拍計。腕時計に体脂肪計のセンサーのような電極があり、そこに数秒指を押し付けるだけで心拍を計測できる。比較的安価(数千円〜1万円程度)なことと胸のベルトを装着しなくていい事がメリット。手で計測するよりははるかに正確に計測が可能。ただし、静止した状態で無いと計測できないので、高負荷トレーニングの最中に心拍を知りたいような際には役に立たない。
- 胸ベルト使用心拍計。胸部等に取り付けるセンサーで心臓の出す電気信号を読み取り、信号を腕時計に飛ばす。運動中の心拍が常に表示されているので、運動の負荷を正確に知ることができる。機種によっては心拍の記録や高度、速度、カロリーを計測することができるものもある。上位機種ではパソコンにデータをダウンロードしトレーニングソフトで走行記録を分析してトレーニングに活用できるものもある。ただし、機能が充実するにつれて価格が高くなる。
- トレッドミル等に付属の心拍計で計測する。もちろんこの場合は、測定する環境が限られるが、最大心拍数やHRT(心拍性作業閾値)を計る時に有効。
どの方法にも一長一短あるが、初心者がスタートするときにも正確に心拍数をモニターすることは、効率的なトレーニングのためにも、危険を回避するためにも有効と思われます。とりあえず、安価な腕時計タイプを購入して、物足りなくなったらログを取れる心拍計を購入されては如何でしょうか。