ジョギングシミュレーター操作説明書

1.はじめに

ジョギング等で走り終わった後、はて何キロ走ったんだろうと思うこと、少なくないですよね。通常はランニング時間からだいたいの距離を推定したり、地図に定規を当てて電卓叩いたり、後日車とかで距離測ったりと面倒でした。
このジョギングシミュレータは簡単にパソコン上で、地図を参照しながら距離を測れるだけではなく、その他、平均速度・消費カロリー・燃焼脂肪量・フルマラソンペース等、ジョギングの結果をいろいろな角度から検証できるシミュレータです。

なお、このサイトは「まさ」のあれこれWeblogの「まさ」によって作成・公開されています。

2.主な特徴

■地図上をクリックすることで距離を次々と計測していきます。地図を動かしても、ズームイン・アウトしてもOKです。
■「Undo」ボタンを押すと、クリックを1回戻せます。間違えてクリックしても、最初からやり直しなんてありません。
■1Km/5Km毎のマーカー表示ができます。
■標高も知ることができます。それにより走行データの高低差他の数値を知ることができます。
■高低差のイメージ図も表示できます。
■測定点の住所を知ることができます。
■走行ルートを自動的にたどることができます。(全行程アニメーション)
■さらに、その走行ルートをライバルと競走させることができます。
■GoogleEarthライクな3D画像を表示させることができます。(仕様OS・ブラウザに制限があります。)
■GoogleStreeViewをサポートしています。
■自分の走った行程を簡単な操作で他の都市に移動させ、比較することができます。
■走った場所を囲んでより見やすく表示することもできます。その面積も計算します。
■「座標保存」をクリックすると、現在の地図の場所・倍率を保存します。次回立ち上げた時は、この状態でスタートできます。また2箇所登録できますので、自宅周辺・会社周辺等使い分けることができます。
■ぜひ、体重や走行時間を入力して「Calc」を押してみてください。平均速度、消費カロリー、燃焼脂肪量、カロリー消費量の目安他を算出します。
■自分の走った都道府県や市区町村等の一覧が表示されます。
■走行ルートのデータを出力することができます。また、そのデータを後日読み込むことができます。データ形式はGoogle Earthで採用されているKMLフォーマットに準じていますので、Google Earthでデータ表示することもできます。
■地球の裏側でジョギングしても対応しています。セントラルパーク1周何キロ?ダイヤモンドヘッドへの往復何キロとか勝手に計ってください。(標高データは日本国内の地点のみ有効です)
■別にジョギングに特化しているわけではありません。東京から名古屋まで車で帰省。○時間かかった・・・なんて時の平均速度も出せます。車に乗らないで走った(歩いた)なんて時には、どれくらいCO2の排出を抑えたかも算出します。
■自転車(サイクリング)にも役に立ちます。自転車で走破した場合のカロリー計算他もできます。
■住所や地名を入力するとそこに一発でジャンプします。日本国内の検索をはじめ、世界各国で利用可能です。(国によってはサポートされていない場合があります。)
■GoogleTransitと連動して終点から起点までの交通機関を使った戻り方が検索できます。(日本国内専用です。)
■GoogleMap API2を利用していますので、マルチウィンドウになっています。また、サテライト画像の解像度も上がっています。

3.使い方

地図表示・移動
まず距離を測りたい周辺に地図を動かします。地図は地図上を上下左右にドラッグすることで動かすことができます。また、右下の小ウィンドウでも同様の操作ができます。この小ウィンドウは、メインウィンドウに比べ表示している範囲が広いので大きく動かす場合には便利です。(小ウィンドウは小ウィンドウ右下の矢印をクリックすることで隠すことができます。再度矢印をクリックすると小ウィンドウが表示されます。)
また、左のスライダーを上に動かすと地図を拡大、下に動かすと縮小します。
右上のマップは地図表示(デフォルトではこれです)。その他航空写真や写真+地図表示、地形表示等が選べます。
場所検索に住所や場所の名前等をいれて検索すると、そこにワープできます。
自宅の周り等、普段距離を測りたいところを登録したい場合は、その近辺まで地図を移動し、「座標保存座標保存」をクリックしますと、あなたのパソコンにその位置を覚えさせることができます。2箇所登録することができますので、自宅周辺と会社周辺とか、練習場周辺とかを使い分けてください。なお、次回、ジョギングシミュレーターを表示した時に、座標保存1に登録した地点がデフォルトの表示画面になります。
また登録地点への移動は「座標ジャンプ座標ジャンプ」をクリックしてください。
「クリック点を常にマップのセンターにする」にチェックを入れると、常にクリックした点がマップの中心になりますので地図のドラッグが不要になります。このオンオフ設定は「座標保存座標保存」を押すことで保存することができます。
全行程を見渡す全行程を見渡す」をクリックすると全行程を一つの地図内に表示できるようズームイン・アウトします

距離測定
測定したい距離はマウスでクリックした点の間が測定されます。複数クリックするとその合計が表示されます。もちろん、測定の途中で地図をドラッグして動かしたり、縮尺を変更することもできます。
もし、クリックする点を間違えてしまった場合は、「取り消しUndo」を押してください。1回分操作をキャンセルできます。もう一度押すとさらにもう1回分過去の操作をキャンセルできます。
1kmもしくは5km毎にマーカーを地図上に表示することができます。表示したい場合はチェックボックスにチェックを入れてください。1km毎のマーカーは、5km毎はです。
また、「囲む」のチェックボックスにチェックを入れると走った地点を囲むようにエリアが表示されます。と同時にその面積を表示します。
なお、マーカーの表示や囲むオプションでの面積計算は多少コンピュータに負荷を余計にかけますので表示が遅くなる場合があります。気になる場合はマーカー表示をオフにしてください。
走った点を順次クリックしていく際に最初はオプションをオフで行い、最終の点の直前にオプションをオンにすれば、コンピュータの負荷を最小限にできます。

全体をクリアーしたい場合はCLEARをクリックしますと、距離・表示をクリアします。

住所確認
測定点の住所は、「今どこ?」の前のチェックボックスにチェックを入れることで知ることができます。
ただし、日本国内の住所しかサポートしておりません。また、一部、僻地等はサポートされていません。データ取得には、他サイトのAPIを利用していますので、時間がかかる場合があります。サーバー状況によってはデータが取れない場合もありますのでご了承ください。
また、このデータに関してはあくまでも参考データとして取扱いただきますようお願いいたします。

標高測定
測定点の標高が知りたい場合は、標高表示の前のチェックボックスにチェックを入れてください。
なお、距離等を測定している途中での標高表示のオンオフはできません。標高表示のオプションをオンまたはオフしたい場合は、一度CLEARボタンを押して測定データをリセットしてください。
高低差イメージをクリックすると高低差のイメージグラフが表示されます。これは、あなたが走られた(クリックした)データ点を利用してグラフ化したものですが、ある一定以上のデータ点数になると間引きをしてグラフ表示します。よってあくまでも高低差イメージを表示しておりますのでご了承ください。
なお、標高データについての詳細な説明はこちらも参考にしてください。

全行程アニメーション
走った全行程を自動的にたどることができます。Go をクリックすると始点からランナーが移動を始めます。途中でPauseをクリックするとアニメーションが停止します。
なお、アニメーションのスピードは遅い/速いのラジオボタンで選択できます。(スピードの変更はPauseで停止にしている時のみできます。)通信環境によっては「速い」を選ぶとデータ落ち等を起こす場合があります。その場合は「遅い」を選んだり地図の倍率を広域してください。
Stopを押すとアニメーションは終了します。

行程を他の都市と比較
自分の走った行程(軌跡)を簡単な操作で、他の都市の地図上にコピーでき、比較ができます。「ライバル設定行程を他の都市と比較」をクリックすると比較させる都市を選ぶ画面が表示されます。リストボックスから都市を選んでジャンプをクリックすると選択した都市に移動します。
移動後、をドラッグすると行程(軌跡)を移動させることができます。
なお、この機能を利用して行程を移動させた場合、高低データや都市名データは破棄されますのでご注意ください。
この機能は、走った距離を優先して行程を移動させます。緯度が変化しますと、同じ距離でも地図上の距離は変わります。(例えば赤道付近で東西方向に走った地図上の10cmは、緯度が高くなると東西方向に長くなりますよね。)その為、緯度が変わると走った行程の形が変化することをご理解ください。

ライバルと競走
上記の全行程アニメーションを使って、あなたとライバルを競走させることができます。「ライバル設定ライバルと競走」 をクリックすると併走させるライバルを選ぶ画面が表示されます。リストボックスから併走させたいランナー(ライバル)を選ぶか、1kmあたりのペースを入力後決定をクリックして確定させます。 ライバルはライバルで表示されます。
なお、ライバルとの併走は、当然あなたのペース(速度)が必要となります。最初にランニング時間を入力後、Calcを押して競走させるあなたの今回のスピードを確定させてください。

起点迄の交通経路
終点から起点までの交通機関を知りたい時には「起点に戻るには起点迄の交通経路」 を押してください。
Googleトランジットのサービスと連動して交通機関を利用した戻り方が表示されます。
なお、Googleトランジットは2007年5月現在、βサービスです。また、国内のトランジットのみ提供されています。

いろいろ計算
体重や走行時間をいれることでいろいろな項目が計算できるようになっています。
体重(単位Kg)、走行時間、およびそのコースを何周か周回された場合は周回数(往復の場合で片道分のみ距離を測った場合は2を)等を半角数字で入力しCalcをクリックしてください。(注意:全角で入力しますと計算できません!)
すると、走行距離、平均速度をはじめいろいろな項目が計算されて表示されます。

なお、ジョギング(ランニング)ではなく、自転車で上記距離を走った場合でも、カロリー等の計算ができます。その場合は、「実は自転車利用」のチェックボックスにチェックを入れてCalcをクリックしてください。

データ出力・データ読込
自分で作成したルートデータを出力したり再読込をしたりできます。
ただし、データをファイルとして直接出力したり、読み込んだりすることはセキュリティ面からできません。あくまでも、生のテキストデータを出力・読込する方法を取っています。
ルートを作成した後に、「データ出力データ出力」をクリックするとテキストエリアが表示され、その中に作成したテキストデータが表示されています。そのデータをコピーし、テキストファイル等に貼り付け後、保存をしてください。(参考:Windows環境でのテキストデータ保存方法はこちら)なお、「閉じる閉じる」をクリックするとこのテキストエリアを閉じることができます。
作成したデータを読み込む場合は「データ読込データ読込」をクリックします。テキストエリアが出ますので、そこに保存してあったデータをコピー貼り付け後、読み込みをクリックしてください。
バージョン1.40より、出力されるデータはGoogle Earthで採用されているKMLフォーマットに準じています。Google Earthでこれらのデータを表示することができます。例えば、Google Earthがインストールされていれば作成したデータファイルをダブルクリックすればGoogle Earthが自動的に立ち上がって表示をはじめます。この機能についてはこちらも参考ください。
なお、現在1,000個以上の点を持つデータは読み込むことができません。(出力や距離測定等は出来ます。)それ以上のデータ読み込みが必要な方は個別にご連絡いただければ対応いたします。

Street View機能
Google Street Viewをサポートしています。マップ内のストリートビューをクリックすると、Google Viewでサポートされている地域の場合は、道路に青い線が現れます。そこにマーカーをドラッグすると、その周辺の画像を3Dでミニウィンドウに表示することができます。その画像をドラッグすることで360度自由に視点を変えられます。2008年8月現在、サポートされている地域は日本国内では、東京を中心とした国道16号線の内側の地域や、大阪、兵庫、仙台市などです。(海外ではアメリカやオーストラリアの大都市等がサポートされています。)

Earth機能
自分で走った行程をGoogleEarthライクな3D画像で確認することができます。この機能はOSやブラウザによって機能が制限されています。詳しくはこちらをご覧ください

4.その他

・これらの計算値はあくまでの参考であり、計算結果を保証するものではありません。
・本アプリケーションの結果利用に基づくいかなる損害に対しても責任は負いかねますのでご了承ください。
・消費カロリー等には一応、高低差等は考慮していますが参考値です。
・リンクフリーです。
改版履歴はこちらをご参照ください。


・標高測定、住所確認、1km・5kmマーカー表示、面積測定は負荷がかかるために表示が遅くなる場合があります。
標高測定、住所確認は外部サイトのデータを利用しているため、通信環境のよくない状況ではオフにすることをお勧めします。
1km・5kmマーカー表示、面積測定はクリック毎に計算しなおしますので、最終点の近くでのみオプションをオンにすることも高速表示のコツです。